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人気の低用量ピルはトリキュラー!効果や副作用を紹介

白い錠剤

経口避妊薬はいくつかの種類があります。また古いものは副作用のリスクが高かったり、辛いといった理由から忌避される傾向にありましたが、現在発売されているものは副作用を抑えて、安全に使えるようになっているものです。もちろんゼロになったわけではありませんが、それでも用法用量を守れば望まない妊娠を避けることが可能です。

そのような低用量ピルですが、もっとも経口避妊薬として用いられているのがトリキュラーです。トリキュラーはドイツのバイエル薬品から発売されているもので、1976年にドイツで開発され1987年から日本でも開発がスタートし、1999年に避妊の適応承認を受け、経口避妊薬として発売されています。日本での経口避妊薬は遅いものですが、海外では日本よりもはやく使用されてきたものですし、またそれまでの経口避妊薬と比べて避妊効果や副作用が少ないのが特徴です。
主成分は、黄体ホルモンとして作用するエチニルエストラジオールと卵胞ホルモンとして作用するレボノルゲストレルが含まれています。またそれまで低用量ピルで問題となっていた副作用を抑えるために三相性となっており、3種類の錠剤にはそれぞれ含まれる成分が異なっており、これによって身体を徐々に慣らしていくことで急激なホルモンバランスの乱れを抑制するものです。

トリキュラーそのものは、21錠タイプと28錠タイプがありますが、有効成分が含まれているのは21錠だけです。これは低用量ピルでは21日間連続して同じ時間帯に服用し、7日間の休憩期間を経てから、再びスタートするというものであるためです。このためトリキュラーに限らず28錠タイプでは最後の7日は成分が含まれていない錠剤を服用します。このようなものがある理由は、連続して同じ時間帯に服用することが求められるため飲む癖を付けておく必要があるからで、28錠であれば習慣を途切れさせずに利用し続けることが可能です。なお、21錠も28錠も有効成分の量は変わりありませんから値段にも大きな差はありません。

トリキュラーに限らず経口避妊薬の避妊効果は、女性ホルモンを人為的に取り込むことにより身体を変化させてコントロールするというものです。女性が妊娠するとほとんどのケースで新たな妊娠が起こらないように変化しますが、これを人為的に行うのが経口避妊薬の作用です。この作用があらわれる理由は卵胞ホルモン(レボノルゲストレル)と黄体ホルモン(エチニルエストラジオール)の量をコントロールすることで、排卵自体を抑制され排卵が行わなければ妊娠そのものも発生しません。また子宮頚管粘液が変化して精子が卵子と出会わないように阻害します。さらに子宮内膜が変化することで受精卵が着床しないように阻害されるといったもので、正しく服用すれば避妊効果は100%近いものです。ただし実際には飲み忘れなど使用者の不注意によって避妊効果は下がることには注意しなければなりません。なお、トリキュラーは経口避妊薬として用いられるものですが、女性ホルモンをコントロールすることで、月経困難症や子宮内膜症を改善する効果もあります。

現在発売されている低用量ピルは、第二世代でそれまで使われてきた第一世代と比べると副作用の小さいものです。それでも副作用がゼロというわけではなく、特にホルモンバランスを変化させるという性質上、個人差が大きく中には辛い症状に悩まされる人もいます。もっとも、その多くは服用し始めの頃にあらわれることが多いものです。服用初期の副作用としては吐き気や頭痛などで、このほか悪心や乳房が張るといったことがあります。これらは、いずれもホルモンバランスの変化で起こるものですから、時間が経てば次第に治まります。子宮内膜症や月経困難症での治療でも同様の副作用が出る場合があるものです。一方で初期にあらわれる副作用のほか、将来的に起こるものとしては血栓症やそれに伴う心筋梗塞や脳梗塞もあります。これは血液の粘性を上げる効果があることから来るもので、特にタバコとの併用はそのリスクを増大させます。

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