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ピルを飲み忘れたときの対処方法を知っておこう!

低用量ピルは、基本的な使い方として毎日同じ時間帯に服用するというものです。これを21日または28日連続して、行うことになります。しかし、毎日のことでしかも同じ時間帯という他の薬と比べても厳密に服用しなければなりません。このためアプリなどで管理をするといったことも行われますが、それでも何らかの理由によって飲み忘れが起こることもあります。このようなときは、慌てずに対処することが大切です。

そもそも低用量ピルは、含まれる女性ホルモンの量を可能な限り少なくして、それでも避妊の効果が得られるギリギリの量を配合しているもので、服用するタイミングが時間単位で指定されるものこのようなシビアな薬であるためといえます。このため飲み忘れが起こった場合の対処方法はその経過時間で変わってくるものです。飲み忘れた場合の対処方法は12時間以内であれば実は影響は少なく、避妊効果も失われることはないと考えられています。ただ臨床試験などはあくまでも正確に服用した場合ですからこのような飲み忘れに関してのデータは取られていません。経過時間が短いほど避妊効果は失われないと考えられますが、12時間近くまたはそれ以上経過している場合には避妊効果を期待するのは難しく、ピル以外の避妊法を併用することが大事です。

それとピルでも飲み始めの第一週の飲み忘れは注意が必要とされます。これはピルの効果、つまり排卵を起こさせないようにする効果が、7日目以降から出ると考えられているためです。排卵そのものは一定のサイクルで起こっているものではなく、何らかの理由で起こる可能性があります。この特に偶然忘れたタイミングが重なり、そこで避妊をしない性行為を行えば当然ながら妊娠することがあり、この点で女性ホルモンが十分にコントロールされていない第一週は妊娠する可能性を高めることになるものです。なお、12時間以内に飲み忘れを思い出し、服用したあとは元通りに服用を再開すれば良いとされています。

一方で24時間の経過や連続して飲み忘れをしてしまった場合には、避妊効果が失われる可能性が高くなります。このため24時間が経過しているような場合の選択肢は避妊効果は期待できないものの使用を継続するか、使用を中止して次の月経が来てから再スタートするかの2つです。前者の場合には避妊効果はありませんが、女性ホルモンをコントロールしていることに変わりなく月経時の不快症状を緩和させるといった効果は得ることができます。一方でピルを服用することは副作用のリスクもありますから、それを避けるために中断するのも選択肢です。

避妊効果を期待したい場合には飲み忘れ以外にも体調にも注意しなければなりません。これはピルに限らず通常の薬でも言えることですが、嘔吐や下痢が起こると体内に成分が十分に吸収されない可能性があります。特に嘔吐の場合にはピルそのものが吐き出されてしまいますから、飲まなかったのと同じです。一般的に服用後2時間以内の嘔吐の場合には飲み忘れた状態と同じであると考えるのが妥当です。下痢の場合は嘔吐と比べるとそれほど深刻ではありませんが、ひどい下痢では吸収される前に排出されてしまっている可能性があるので注意が必要といえます。

もしこのような避妊効果が得られていないと考える場合には性行為そのものを控えることが大事です。しかし、控えることが出来ないような場合には少しでも確率を下げるためにコンドームなどのその他の避妊法を併用する必要があります。また妊娠しやすい危険日を避けることも確率を下げる上で大切です。このためピルを使用するさいには、生理周期などを把握するためにアプリを使って管理することが望まない妊娠を避けるためにも必要なことになります。

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